ビルメンはきつい?やめとけ?10年経験者が正直に答える
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ぶっちゃけ言うと、ビルメンがきついかどうかは「どの現場に入るか」でほぼ決まる。
10年この仕事をやって、その後IT転職した私がたどり着いた結論がそれだ。
「ビルメン やめとけ」で検索してこの記事に来た人は、たぶく今の仕事か転職先候補としてビルメンを考えていて、迷っているんだと思う。
この記事では、ビルメン歴10年の経験をもとにきつい理由・楽な理由の両方を正直に書く。おためごかしなしで。
ビルメンがきついと言われる理由5つ【現場目線】
1. 夜勤・宿直があって生活リズムが崩れる
ビルメンの仕事は24時間365日建物を管理するから、夜勤や宿直が避けられない現場が多い。
私がいた現場は「日勤→宿直(24時間)→明け→休み」の4日サイクルだった。
最初の1年は体が慣れなくてしんどかった。宿直明けに帰宅して昼まで寝て、夜に眠れなくて翌日の日勤がつらい…という悪循環。
ただ、慣れると「宿直明けが実質の休み」になって、平日に映画館や病院に行けるメリットも出てくる。
2. 給与が低い現場が多い
正直に言う。ビルメンの給与は安い現場が多い。
求人票でよく見る年収ラインはこんな感じだ:
| 種別 | 年収目安 |
|---|---|
| 独立系(中小ビル管理会社) | 250〜350万円 |
| 系列系(大手デベロッパー子会社) | 350〜500万円 |
| 公共施設・官公庁系 | 400〜550万円 |
独立系に入ってしまうと、10年やっても350万を超えるのが難しい現場もある。
私が最初に入った会社の初任給は手取り17万円だった。東京でこれはきつかった。
3. クレーム対応がストレスになる
テナントや住民からのクレームは日常茶飯事だ。
「エアコンが効かない」「トイレが詰まった」「廊下の電球が切れた」……これくらいなら慣れる。
問題は「なんでもビルメンのせいにされる」こと。設備の老朽化が原因でも怒鳴られる。深夜に呼び出されることもある。
人間関係が苦手な人には、このクレーム対応が一番しんどいと思う。
4. 汚い・危険な作業がある
これは事前に知っておいてほしい話だ。
排水管の詰まり除去・汚水槽の清掃・ゴミ置き場の管理など、いわゆる「汚れ仕事」が普通にある。
高所作業(屋上の設備点検)・電気設備の取り扱いなど、危険が伴う作業もある。
資格(電気工事士・消防設備士など)を持っていれば作業の幅と安全意識が上がるが、無資格だと「やり方を教えてもらえないまま危険な現場に行かされる」ことも正直あった。
5. キャリアアップの道が見えにくい
これが私がビルメンをやめた一番の理由だ。
10年やって気づいたのは、ビルメンは「資格を取って現場のスペシャリストになる」か「管理職になる」かの2択しかキャリアがほぼないということ。
資格を取っても給与がそこまで上がらない会社も多い。管理職になれる人数は限られている。
「このまま20年後も同じ現場で同じ作業をしているのか」と思ったとき、転職を本気で考え始めた。
正直、楽な部分もある【夜勤・残業少なめのリアル】
きついことばかり書いたが、ビルメンには他の仕事にないメリットも確実にある。
私が10年続けられた理由がここにある。
宿直中は「待機時間」が長い
宿直中、特に深夜は「何もない時間」が意外と多い。
私は宿直室で資格の勉強をして、電験三種・ビル管理士・消防設備士甲種4類を全部取った。勤務中に勉強できる仕事は他にそうそうない。
残業が少ない現場が多い
「設備の巡回」「点検記録の記入」「トラブル対応」が主な業務で、ノルマや売上目標がない。
定時に仕事が終わる日が多く、体力的には営業や接客業よりずっと楽だった。
人間関係がシンプル
現場によるが、少人数チームで動くことが多い。社内政治や上司への根回しが少なく、仕事に集中できる環境は好きだった。
一度覚えたら潰しが効く
電気・空調・給排水・消防設備の知識は、どのビルでも応用できる。
転職するときも「設備管理経験者」は需要がある。未経験から入りやすく、経験を積むほど価値が上がるのも魅力だ。
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ビルメンに向いてる人なら「きつい」は消える
向いている人にとって、ビルメンは最高の仕事の一つだ。
こういう人はビルメンに向いている:
- 機械・電気いじりが好き:点検・修理作業が楽しめる
- コツコツ作業が苦にならない:巡回・記録・点検は繰り返し作業が多い
- ノルマ・競争が嫌い:目標数字がなく、マイペースに働ける
- 勉強して資格を取るのが好き:資格が直接スキルに直結する仕事
- 夜型・宿直が苦でない:生活リズムの柔軟性がある人
逆に向いていない人:
- 給与をとにかく上げたい(最初から)
- 人と話す・接客が好き
- キャリアの成長スピードを重視する
それでも限界を感じたときの選択肢
10年やって「限界かも」と感じたとき、私は転職を選んだ。
ビルメンから転職するなら、選択肢は主に4つある:
- 設備管理の上位職(施設管理・ビルマネジメント)に転職:経験を活かして年収アップ
- 系列系・公共施設系に転職:安定と給与の両立
- 建設・施工管理への横展開:設備知識が活きる
- IT・DX系への転職:建物×ITのスキルは今後伸びる ← 私がやった道
私はIT転職を選んで、結果的に年収が大幅に上がった。ビルメンの経験(設備の仕組み・図面読み・トラブル対応の思考)は、IT業界でも意外と役に立っている。
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まとめ:ビルメンが「きつい」かどうかは現場次第
| きつい現場 | 楽な現場 | |
|---|---|---|
| 給与 | 独立系・小規模 | 系列系・公共施設 |
| 宿直 | 連続宿直・人員不足 | 4サイクル・十分な人員 |
| クレーム | 商業施設・マンション | オフィスビル・工場 |
| キャリア | 資格評価なし | 資格手当・昇格あり |
ビルメンはきつい部分もあるけれど、向いている人には本当に働きやすい仕事だ。
「やめとけ」と一概には言えない。大事なのは自分に合った現場・会社を選ぶことだ。
もし今の現場が合わないと感じているなら、転職エージェントに相談してみてほしい。ビルメン特化のエージェントなら、あなたの経験を正しく評価してくれる現場を紹介してくれる。
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この記事を書いた人
設備管理(ビルメン)歴10年。電験三種・ビル管理士・消防設備士甲種4類取得。35歳でIT転職成功。現在はITエンジニアとして働きながら、ビルメン・IT転職の情報を発信中。子持ちパパ。
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